NFTの最新トレンドはどんな感じ?
NFTの流行を知って作品作りの参考にしたい!
こんなふうに悩んでいる方はいませんか?
2021年をきっかけに、NFTは一般の人にも知られるようになってきて大きな盛り上がりをみせていますよね。
しかし、NFT界隈は時代の流れが早すぎるため、トレンドを抑えるのに苦労している方も多いと思います。
そこで今回は、2022年に起きるとされているNFTのトレンドを10個解説していきます!
この記事は、Bored Ape Yacht ClubのメンバーであるJaceKayさんによる2022年の未来予測記事を参考にしたものです。
英語から日本語に翻訳しつつ、日本の事例も交えてわかりやすく解説しています。
この記事を読めば、2022年のNFTのトレンドを理解できて、来年以降のNFTの創作活動での成果に繋げられるはずです!
ぜひ最後まで読んでみてください。
2022年のNFTのトレンド10選
それでは、2022年のNFTのトレンドを10個お伝えしています。
具体的には、以下の10個のトレンドがあります。
- ファンによるNFTアバター作成
- NFTのブランド力アップ
- イーサリアム2.0のアップデート
- ゲーム×トークンエコノミー
- Appleのメタバース参入
- Web3のスタート
- 音楽NFTがもっと身近に
- 現実世界での体験&コミュニティ
- NFTによるデジタル情報の付加
- パーソナリティNFTのスタート
それぞれのNFTのトレンドについて、詳しく確認していきましょう!
トレンド①:ファンによるNFTアバター作成
これからは、ファンによるNFTアバターの作成が増えていくとされています。
これは、メタバースへの流れが加速するからです。
先日、FacebookもMetaに社名変更しましたよね。2022年にはメタバースと呼ばれる空間がもっと増えていきます。
しかし、メタバース内で着用するアバターはまだまだ少ないです。そこで、NFTアバターの需要が今後は高まっていくとされています。
中でも、既存のNFTのアバターを、そのNFTのファンが作成するという場面が増えていきそうです。
例えば、イケハヤさんプロデュースのCryptNinjaでも、作品の一つである『於兎』のアバターデータが配布されていました。
もともとはNFTアートの1枚の絵ですが、NFTアートをアバターにしてくれたものが配布されている事例です。
1枚のアートだったものがファンによってアバターになり、そのアバターを売ることで生計を立てる、という人が生まれてきそうです!
トレンド②:NFTのIPのブランド力アップ
2022年には現在よりも、NFTのIPのブランド力がアップしていくとされています。
IPというのは、キャラクターをイメージすればOKです。例えば、CryptNinjaもIPだし、CryptPunksやBored Ape Yacht ClubもIPです。
これらのNFT発のIPのブランド力がアップしていきそうだとされています。
現時点でも、Bored Ape Yacht Clubはadidasなどの有名ブランドとコラボしているからです。
つまり、NFT発のIPがブランド力を持つ流れが来ているといえます。
Bored Ape Yacht ClubなどのIPも、NFTが好きな人だけが知っているIPではなく、一般の人も知っているキャラクター的な立ち位置になっていきそうです。
トレンド③:イーサリアム2.0のアップデート
現状のイーサリアムの仕組みでは、イーサリアムネットワークを保つために大量のエネルギーが使われています。
しかし、イーサリアム2.0への大型アップデートによって、イーサリアムのエネルギー問題は解決に向かうとされています。
現状は、世界中のパソコンでたくさんの計算することでイーサリアムの取引を記録しているイメージです。
この仕組みをPoWといいますが、多くのエネルギー使うため批判されています。
しかし、大型アップデートによって、イーサリアムの取引の記録の仕方が変わります。
ざっくりいうと、イーサリアムをたくさん持っている人に取引の記録を任せるイメージです。
イーサリアムをたくさん持っている人なら、不正はしないだろうという考えから成り立っています。なぜなら、不正をするとイーサリアムの価値が下がるため、不正をした人が大損するからです。
この仕組みをPoSといい、パソコンでの計算量が減るのでエネルギー削減できるとされています。
さらに、このエネルギーの削減に伴って、ガス代も安くなるとされているのです。
いまのイーサリアムのガス代は高いため、イーサリアム上のNFTを買えないという方も多いと思います。
しかし、イーサリアムの大型アップデートによって、環境への配慮やガス代の削減などの大きな変化に繋がりそうだといわれています。
トレンド④:NFTゲーム×トークンエコノミー
2022年はNFTゲームが盛り上がりそうだとされています。
しかも、NFTゲームをして生活費を稼ぐ人が増えていきそうです。
NFTゲームとは、プレイすることでNFTなどを獲得し、それを売買できるゲームのことです。
「ゲームをやって、トークンといういわゆる仮想通貨を稼いで、その仮想通貨で生活していく」
こんなふうに、コミュニティの中で仮想通貨を稼いでそれで生活していけることをトークンエコノミーといいます。
NFTゲームはトークンエコノミーと非常に相性が良いため、NFTゲームによってトークンエコノミーが広がっていきそうです。
現状でも、フィリピンの若者を中心に、Axie InfinityなどのNFTゲームだけで生計を立てている人がいます。
2022年はAxie Infinity以外のNFTゲームもリリースされていき、ゲームをやるだけで生活していける人が増えていきそうです。
トレンド⑤:Appleのメタバース参入
2021年の終わりにかけて、「メタバース」がバズワードとなっていましたよね。
メタバースとは、オンライン上の3D空間で多数のユーザーが同じ事象を体験することです。
ユーザーは、アバターをつくってメタバース空間に入り込むことで、他のユーザーとのコミュニケーションや、メタバース内のコンテンツを楽しめます。
しかし、メタバースを利用するためのデバイスがそろっていない人も多いです。
スマホやPCだとせっかくの3D空間を存分に楽しめませんよね。
そこで、Appleがヘッドマウントディスプレイを開発中といわれています。
高性能なヘッドマウントディスプレイが35,000円程度で買えるかもしれないと噂されています。
Appleのメタバース参入があれば、メタバースへの流れはもっと加速していきそうですね。
トレンド⑥:Web3のスタート
2022年からWeb3がスタートしていくといわれています。
ざっくりいうと、Web3とは中央に偉い人のいないWebの世界です。
いまの世界はGAFAと呼ばれるアメリカのテクノロジー企業がWebの世界を支配していますよね。しかし、Web3ではGAFAのような偉い存在がなくなります。
大企業に任せるのではなく、みんなで運営していこうという価値観こそがWeb3です。
Web3になることで、個人情報の保護や、アカウントのバンのリスクの低減など、個人の尊重された世界になると期待されています。
実は、NFTはWeb3.0の世界のために設計されています。例えば、NFTはOpenSeaなどのプラットフォームで簡単に売買できますよね。
しかし、OpenSeaがなくなってもNFTを所有していたという事実がなくなることはありません。なぜなら、ブロックチェーン上にNFTの所有権が記録されているからです。
NFTが普及していくことで、Web3.0の世界観が広まるといえます。
「Web3のすごさがいまいちわからない…」って方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
トレンド⑦:音楽NFTがもっと身近に
NFTときくと、いまはNFTアートを思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか?
しかし、2022年は音楽NFTがもっと身近になるはずです。
というのも、音楽NFT用のツール、プラットフォームが整ってきたからです。
例えば、NFTの発行はとても簡単になってきました。
マナブさん(@manabubannai)のツイートを参考にすると、Manifoldという無料ツールで音楽NFTなどの高度なNFTを発行できます。
それから、Stationheadなどのプラットフォームでは、ライブにリスナーが立ち寄ってのチャットや、自分の音楽のリリースなどがメタバース上で行われるようになるかもしれません。
2022年にはツールやプラットフォームの開発がより進んでいき、音楽NFTはもっと身近な存在となりそうです。
なお、音楽NFTについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
トレンド⑧:現実世界での体験&コミュニティ
NFTはネット世界だけで完結するものではなく、現実世界での体験やコミュニティにも影響してくるようになります。
具体的にいうと、NFTを持っている人でのオフ会などが増えていきそうです。
なぜかというと、NFTはコミュニティの参加チケットという意味合いが強いからです。例えば、NFTアートはただのアートではなく、同じNFTアートを持っている人の間での親近感をわかせます。
つまり、NFTを始まりとしてコミュニティが作られていきます。これはネット世界だけに留まりません。
例えば、Bored Ape Yacht ClubのNFTを持っている人たちは、船上パーティーとか、カフェとかで集まっています。
このように、NFTで知り合った人同士でのオフ会などが増えていき、現実世界での体験にも影響してくるとされています。
トレンド⑨:NFTによるデジタル情報の付加
これからは、NFTによって現実のモノにデジタル情報を付加していく流れが来ます。
わかりやすいように、服屋さんでセーターを買った場合を考えてみましょう。
セーターの原材料、流通経路、生産者などのセーターに関する生産から販売の流れを、NFTとして保管しておこうというものです。
購入したものを全部NFTとして管理でき、ウォレットから確認できるようになるという未来です。
NFTによってデジタル情報を付加できるようになれば、ハイブランドの偽物などが減っていきそうですよね。
今後はデジタル情報を付加することで現実のモノの価値を確かめる、という流れが来そうです。
トレンド⑩:パーソナリティNFTのスタート
「パーソナリティNFT」というワードですが、聞いたことがない方がほとんどだと思います。
ざっくりいうと、パーソナリティNFTとは、メタバース空間発の有名人と考えればOKです。
しかし、ただの有名人ではなく、完全に匿名な有名人のことを指します。
つまり、現実世界で人気があって、その人がメタバース空間に来た場合はパーソナリティNFTとはいえません。
メタバース空間発で人気を集めている匿名の人のことを、パーソナリティNFTといいます。
実際に、テフロン・セガさんという方はパーソナリティNFTとして活動しています。
「YouTuberがテレビに進出」という流れと同じように、「メタバース空間からYouTubeに進出」という流れが来るかもしれません。
メタバース空間では、普段と違う自分を演じることができます。
メタバース空間でパーソナリティNFTとしてデビューしていくのもアリですね。
まとめ
この記事では、2022年のNFTのトレンドを10個厳選してお伝えしました。
まとめると以下のようになります。
- ファンによるNFTアバター作成
- NFTのブランド力アップ
- イーサリアム2.0のアップデート
- ゲーム×トークンエコノミー
- Appleのメタバース参入
- Web3のスタート
- 音楽NFTがもっと身近に
- 現実世界での体験&コミュニティ
- NFTによるデジタル情報の付加
- パーソナリティNFTのスタート
以上となります。
2022年もNFTは盛り上がっていきそうですね!
これらのトレンドを参考にして、NFTの創作活動に活かしてもらえると嬉しいです。
なお、NFTを売買するためには仮想通貨取引所の口座を開設する必要があります。
まだ開設していない方は、初心者でも使いやすいコインチェックがおすすめです。
無料で口座開設できるので、チェックしてみてはいかがでしょうか?
以上、『【最新】2022年のNFTのトレンド10選を解説【世界が変わる】』でした。