Web3が普及するとどんなメリットがあるの?
Web3とNFTの関係ってどんな感じなの?
こんなふうに悩んでいる方はいませんか?
最近「Web3」という単語がバズワード化していますよね。
Web3と聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
しかし、Web3とは何か、どんなメリットがあるのかわからない、と悩んでいる方もいるかと思います。
そこで今回は、
- Web3になるとどんなメリットがあるのか
- Kindle本を例にした具体的なメリット
をお伝えしていきます。
読み終わるころには、
- Web3の世界でできること
- Web3の世界での電子書籍はNFTとなる理由
が理解できるはずです!
ぜひ最後まで読んでみてください。
Web3とNFTの概要
まずはざっくりと、Web3の概要を2つの項目に分けてお伝えします。
- Web3とは?
- Web3とNFTとの関係
Web3とは?
まずは、Web3ってそもそも何なのか、を理解していきましょう。
簡単にいうと、「Web3=仮想通貨ウォレットをみんなが持っている世界」と考えればOKです。
メタマスクがあれば、仮想通貨やNFTを「個人で」「自由に」やり取りできますよね。
つまり、企業に依存せず、仮想通貨やNFTなどのデジタルデータをやり取りできる世界になるということです。
Twitterを例に、Web3の世界のSNSを考えてみましょう。
Twitterを利用するときには、会員登録のためにメールアドレスとか教えなきゃですよね。しかも、ツイートなどの文字や画像は全部Twitter社が管理しています。
しかし、これからはSNSを使うときにTwitter社に情報を教えなくてもOKになります。
ツイートなどはメタマスクなどのウォレットに入れておいて、Twitter社のようなSNS運営企業に私たちのウォレットの中身を見せてあげる感じです。
話をまとめると、データを自分たちで持っておけるようになり、個人でデータをやり取りできるようになるのがWeb3です。
Web3とNFTの関係
Web3についてざっくり理解したところで、Web3とNFTの関係をおさらいしておきましょう。
Web3を実現するにあたって、NFTという技術が不可欠となります。
ブロックチェーンや仮想通貨、NFTなどの様々な技術が合わさっていくことで、Web3が完成するイメージです。
Web3でのNFTの役割は、価値のあるデジタルデータを持てるようになることです。
いままでの世界では、デジタルデータはコピーし放題でした。
しかし、NFTは唯一無二のデジタルデータと証明できるようになりました。
つまり、このNFTは一点モノで価値があるよ!ってわかるようになったのです!
すると、「NFTを発行して個人間で売買する方できるから、企業に依存しなくて良い」って世の中の頭のいい人が気づきました。
そして、Web3という概念が一般的となってきたのです。
でも、抽象的でわかりにくすぎますよね。
そこで、Kindle本を例にして、Web3ではどう変わっていくのかを考えていきましょう。
Kindle本(電子書籍)の問題点
未来を語る前に、Kindle本などの電子書籍が抱えている問題を確認しておきましょう。
Kindle本の問題点は、大きくわけて2つあります。
- 中古販売できない
- 運営会社次第で本が読めなくなる
問題点①:中古販売できない
問題点の1つ目は、中古販売できないことです。
当たり前ですが、紙の本なら読み終わったあとでメルカリで売れます。
しかし、電子書籍は売買できる仕組みが現状ありません。
そのため、買った本がはずれだと思っても中古で売れないので、損して終了です。
Amazonにお金を払って終わり、という状況になっています。
問題点②:運営会社次第で本が読めなくなる
問題点の2つ目は、運営会社次第で本が読めなくなることです。
例えば、会社の倒産が考えられます。
Amazonはひとまず大丈夫そうですが、電子書籍を売っているプラットフォームのいくつかは将来的になくなっていそうですよね。
しかし、電子書籍のデータはそれぞれの会社のサーバーに保存されています。
つまり、会社が倒産したら本が読めなくなるってわけです。
それから、アカウントのバンも考えられます。
運営会社がアカウントをバンしてきたら、そのアカウントを使えなくなりますよね。
つまり、Kindle本をたくさん買っていても、Amazonからバンされたら本が読めなくなります。
しかも、アカウントのバンは意外とあります。
例えば、安く売っているAmazonギフトカードを登録したらバンされた事例がありました。
気づいたらアカウントがバンされていて本が読めない、というのは十分考えられます。
Kindle本(電子書籍)はNFTになる未来
上記で確認したKindle本のデメリットは、本がNFTになれば問題を解決できます。
Web3の世界では個人間でNFTのやり取りが普通になり、NFTの本をやり取りするようになるようになります。
紙の本と電子書籍が同じ立ち位置になる感覚が近いです。
本がNFTになることのメリットを2つお伝えします。
- 中古販売できる
- 運営会社が存在しない
メリット①:中古販売できる
まず、中古販売ができるようになります。
NFTアートを売買したことのある方ならわかるかと思いますが、NFTではデータの二次流通が可能です。
つまり、本がNFTになれば個人で売買できるようになります。
現実の本と同じように扱えるのです。
しかも、NFTでは中古市場で二次流通すると作者に利益が入る仕組みとなっています。
NFTはブロックチェーンの技術により、販売経路が追えるようになっています。
そのおかげで、転売されたときに作者に利益が入るようになっているのです。
現状の紙の本では、中古販売されても作者に利益が入りません。
メリット②:運営会社が存在しない
それから、運営会社がそもそも存在しないので、運営会社次第で本が読めなくなることがなくなります。
例えば、運営会社の倒産に相当するのは、ブロックチェーンがなくなることです。
しかし、イーサリアムなどのブロックチェーンはよほどのことがない限りなくならないと考えられています。
そのため、一度買ったNFT本が読めなくなるということは基本的に起こりません。
それから、Web3の世界では、運営会社のような強い権力をもった人が存在しません。
つまり、アカウントのバンをされることはないってわけです。
まとめ:Web3が世界の仕組みを大きく変える
この記事では、Kindle本の未来をWeb3の観点からお伝えしてきました。
まとめると以下のようになります。
- Web3になると、データを自分たちで持っておけるようになり、個人でデータをやり取りできるようになる
- Kindle本には、中古販売できない、運営会社次第で本が読めなくなるなどのデメリットがある
- Web3の世界で本がNFTになれば、中古販売はもちろんできるし、本が読めなくなるということもなくなる
以上となります。
Web3の世界では、現状のデジタルデータの問題点がどんどんなくなっていきます。
社会に与えるインパクトとしては、SNSが普及して個人の力が強くなったのと同じ感じです。
これからは企業のような大きな団体に頼らない、自分たちでつくっていくWebという感じになりそうです。
Web3の考え方の普及が楽しみですね!
以上、『【NFT最強】Kindle本(電子書籍)の未来をWeb3の観点から考える』でした。